-2024年7月24日十勝毎日新聞紙面より-
飲食店などを多店舗展開するエイムカンパニー(帯広市、佐藤慎吾社長)は、帯広名物「豚丼」をパンで挟んだユニークメニュー「帯広豚丼サンド」を開発した。たれは、かつての名店「鴨川」のレシピを使用。6月から運営する焼き肉「たんじろう」(西2南9)で本格的に提供、デリバリーにも対応しており好評だ。(佐藤いづみ)
同メニューは「豚丼をワンハンドで手軽に食べてもらえるメニューをつくりたい」と計画。国が設置する中小企業経営相談所「北海道よろず支援拠点」の帯広窓口の支援を受けた。 「鴨川」は、みそ味の豚丼などで有名だった老舗食堂だったが、2016年に閉店した。エイムカンパニーによると、12年のミシュラン北海道でビブグルマンにも選出された。17年に鴨川側から商標権と営業権の譲渡を受け、秘伝のたれを使った豚丼などを運営店舗の一部で提供している。
サンドは自社製造の食パンを使用。甘じょうゆたれが染み込んだご飯と豚肉を挟んで、専用機械で焼いて提供する。佐藤社長は「たれが絡んだ豚丼の分量・配分をかなり研究した。ぺろっと食べられる自信作」と話す。
イートインのみで、レギュラー500円(税別)。チーズやめんたいこ、塩だれをトッピングしたアレンジ品(各600円、税別)もある。ウォルトではデリバリーも対応している。
イベント向け卸売り需要も見込み、冷凍でまとめて製造している。今後は自社でのテークアウト販売も検討していく。佐藤社長は「帯広の新名物にしていきたい」と話している。 |