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進む宅配ビジネス 管内タクシー・飲食業タッグ
登録日時:2020/05/10 13:35
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豚丼ニュース
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-2020年5月10日十勝毎日新聞紙面より-
新型コロナウイルス対策としてタクシーによる料理配送が期間限定で可能となり、それまで「足」を持たなかった個人経営の管内飲食店などとタクシー事業者が提携し、宅配ビジネスを構築する動きが出ている。飲食・タクシー両業界とも自粛下で利用が低迷しており、売り上げ減のカバーにと期待される一方、価格面で「新たなビジネスモデルになるのか?」と慎重な声も出ている。
料理配送は管内で9社(4月28日時点)が申請。札幌、旭川に次ぎ、釧路に並ぶ申請数となっている。
大正交通(帯広市)はJR帯広駅から半径2キロを目安に、市内飲食店・約15店と提携。今後も加盟店を増やす構え。宅配専用の箱に料理を入れ、汁などがこぼれないようにした。
4日間で20件
同社と契約を結んだ豚丼専門店「とんび」は4月25日~5月6日、店内提供を休止し、昼の持ち帰りのみに変更。宅配は4日間で20件近い注文があった。店主の西島栄治さんは「店内の感染リスクも減らせる。配達してもらえるのはありがたい」と話す。
とんびの常連の植田徹也さん(56)=音更町、自動車サービス会社経営=は4月28日、宅配で豚丼を注文。「外出自粛の中、自宅で、とんびのおいしい食事を囲めると落ち着く」と笑顔を見せた。
配送を担当したドライバーの川原洋子さん(51)は時間より路面が平らなルートを選択。「お客さまを運ぶのとは異なった緊張感がある」と述べた。
アプリ開発も
ワインタクシー(池田町)も町内の複数の飲食店と契約した。古後仁裕社長は「小規模も含めて地元の飲食店を支援したい」と強調する。一心系列の居酒屋などを展開するエイムカンパニー(帯広市)は帯広ハイヤー(同)と提携し、独自の宅配アプリの開発を進めている。
関係者は「ウーバーイーツ(首都圏などで展開する飲食宅配代行サービス)のようなビジネスが地方でも展開できる好機」とし、腰を据えて事業化を模索する方向だ。今後、エイムカンパニーのアプリが完成すれば、飲食店の囲い込みやサービスの主導権争いが出てくる可能性もある。
半面、タクシー会社の中には冷静な声も。市内の経営者は「乗務員への補償に追われているのが現状。テークアウト需要がコロナ収束以降も続くのかは疑問」と漏らす。
少量注文は…
ある導入企業の料金は帯広駅から半径5キロ圏内で定額550円。少量の注文では割に合わないとの指摘もある。別の経営者は「消費者が求める価格にしようとすれば、仕入れ業者などにしわ寄せがいく可能性がある」とみている。(本田龍之介)
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