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豚丼通じ村民と交流 入居者が1日限定食堂 更別の高齢者住宅
登録日時:2016/08/06 15:30
[
豚丼ニュース
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- 2016年8月6日十勝毎日新聞紙面より -
【更別】高齢者住宅「シルバーハウジング」(村曙町)の入居者が初めて1日限定の食堂を開いた。施設のだんらん室を開放し、入居者が手作りした豚丼を振る舞った。入居者が食堂の運営を通して村民との交流を深めるきっかけとなった。
シルバーハウジングは65歳以上の高齢者らが36人入居する集合住宅。介護を必要としない高齢者が住み、安否確認や緊急時の対応をする生活補助員がいる。
過去にはだんらん室を使って入居者の交流会を開き、手作りの料理を提供したことがあり、今回は入居者の発案で7月28日に1日限定オープン。豚丼の調理だけでなく、会計や会場づくり、片付けなどに約20人の入居者が協力した。
この日はチラシを見た福祉の里総合センターの職員たち、夏休み中の小学生ら約100人が来店した。事前アンケートで人気の高かった豚丼をメインに、サラダや漬物、みそ汁を1人500円で提供。お代わり自由とあって、来店客は口いっぱいに豚丼を頬張った。
豚丼のたれも手作りで、村内企業の食堂で働いていた菅野ヒロ子さん(76)が担当。しょうゆや白砂糖にすり下ろしたリンゴやショウガ、パプリカ、ローリエなどの香辛料を加えて作ったという。
菅野さんと同じく食堂で勤務した経験を持つ上原恵美子さん(60)は、豚肉をフライパンで手際よく焼いていた。「村の人たちが喜んでくれればと思って食堂をやってみた。『おいしかった』と声を掛けられてうれしいし、やりがいがある」と笑顔を見せていた。
シルバーハウジングでは、今後も定期的に食堂を開く予定。「村民や子どもたちとふれあう機会を増やしていければ」としている。(深津慶太)
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