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締めの豚丼「記者塾」から(4) 田五作
登録日時:2015/06/18 09:44
[
豚丼ニュース
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- 2015年6月17日十勝毎日新聞紙面より -
甘じょっぱい“夜仕様”
帯広の繁華街・名門通りで40年以上営業を続ける老舗の居酒屋。店を切り盛りするのは店主の萩史之さん(37)。パークゴルフの全日本選手権を4度も制した腕が大きめのフライパンを軽快に揺らし、厚切りの豚肉が濃厚で甘辛いたれに絡められていく。
「11年前に亡くなったパパ(父の和茂さん)が、飲食業のみんなに楽しんでもらおうと始めたメニューなんだよ」。円形の黒い器で運ばれてきたのは、ボリュームたっぷりの豚丼(800円、みそ汁付き)。とてもうまそうだ。
山椒をさっとかけ、口に運ぶ。アルコールが少々入り、小腹が減っていたこともあるが、どんどんと食は進み、名門通りの名物はあっという間におなかに収まった。
豚丼の豚肉部分だけ、通称「丼抜き」でも注文できて女性客にも大人気。「うちの豚丼は甘じょっぱい夜仕様。飲んだ後には、しょっぱいお米が最高でしょ」。
飲食業に従事する人、そして繁華街をこよなく愛する人たちから絶大な支持を得てきた田五作の豚丼。深夜に味わえる一品を目当てに、観光客が詰め掛ける日も近いかもしれない。(橋枝和宏=販売局販売部)
【田五作】
住所 帯広市西1南10ノ8
営業時間=午後6時~翌午前3時
定休日 不定休
問い合わせ 電話0155・22・1670
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