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軟らか「すみ豚」人気 池田・合掌建設
登録日時:2014/06/14 14:18 [ 豚丼ニュース ]
 - 2014年6月14日十勝毎日新聞紙面より -

餌に木炭入り養豚 「ぜひ味わって」 会社敷地に直売・食堂

 【池田】養豚業を手がけている土木工事会社の合掌建設(西1ノ11、合掌幸子社長)が、会社敷地内に豚肉の直売所と豚丼などをメニューにした食堂を設けた。木炭を混ぜた餌で育てた「すみ豚」の普及が狙い。肉質の軟らかさなどが人気を呼んでいる。

 養豚業は高齢で後継者がいない町清見の養豚業者から事業を継承したのがきっかけ。町のふるさと元気事業の補助金300万円を受けて豚舎内部を改修、2009年から事業を始めた。飼育頭数は現在40頭で毎月3頭ほどを出荷している。

 「すみ豚」は、合掌社長の夫で、千代田の農家に生まれた明海さん(69)が子供のころ、「豚に炭を食べさせれば赤肉になる」と聞いた記憶に基づく。砕いた木炭を餌1トンに20グラム混ぜ、1日2回の給餌のうち1回に炭入りの餌を与えている。豚舎内部を清潔にし、豚にストレスを与えない飼い方にも注意している。

 豚肉は通常、食肉処理直後は硬く、10日ほどの熟成期間を要するが、「すみ豚」は処理直後から軟らかい。脂身もくどさがなく、豚肉を食べない人が「この肉なら」と食べることも。「消臭、解毒といった炭の作用が肉質にプラス効果を及ぼしているようだ」と明海さんは推察している。

 豚肉は町外の業者へ出荷してきたが、こだわりの肉をアピールしようと「すみ豚」を商標登録し、3月にプレハブの直売所を設けた。札幌のとんかつ専門店で勤務経験を持つ岡村恵さん(31)を社員として雇用。各部位ごとに肉を販売し、5月からホルモンなど焼き肉用の販売も始めた。

 併設の食堂「がっしょう」は、肉の味を味わってもらおうと設けた。豚丼、かつ丼、とんかつ定食(各700円)、かつサンド(500円)をメニューとし、定食は豚汁付き。

 利用者はサラリーマンらが多く、リピーターが増えている。地域の高齢者らのたまり場としても提供し、コーヒー、お茶、紅茶は無料でサービスしている。

 幸子さん(57)は「事業開始時には町の補助金が役立った。すみ豚が池田に人を集められるような商品になればうれしい」と話し、岡村さんは「すみ豚をぜひ1度味わってほしい。店をコミュニティーの場としても活用してほしい」と呼び掛けている。

 直売所、食堂の営業は平日で、直売所は午前10時~午後5時、食堂は午前11時~午後3時。食堂の注文は電話予約(080・5830・6631)を歓迎している。(平野明)

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