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豚肉価格急騰が豚丼直撃
登録日時:2014/05/25 14:08 [ 豚丼ニュース ]
- 2014年5月25日十勝毎日新聞紙面より -

 豚流行性下痢(PED)のまん延で、全国的に豚肉相場の高値が続いている。急激な価格上昇は、帯広の味の代表格である豚丼を直撃。4月に消費増税があったばかりで安易な価格転嫁はできない上、品質を落とすわけにもいかず、業界は頭を悩ませている。

 「これから観光シーズンを迎えるというのに、豚肉市場の高騰は厳しい」。帯広市内の飲食店「はげ天」の矢野整社長は、名物の豚丼を前にため息をつく。帯広と札幌で豚丼店「十勝豚丼いっぴん」5店舗を展開するソラチ(札幌)の担当者も「参っている。高値が続けば、現在の販売価格を維持できるかどうか、本当に苦しい」と打ち明ける。

 豚肉相場は、今年初めに400円台半ばだった1キロ当たりの枝肉価格が、5月半ばには600円台に跳ね上がった。

 ホクレン広報も「この10年を見ても、最も高い水準だ」とする。市内の豚丼店では「仕入れ値は1月に比べて2~3割増」と口をそろえ、ある関係者は「700円を超えたら完全に赤字。売れば売るほど損になる」と話す。

 この高値の原因の一つとされるのがPED。子豚が感染すると、5割以上の確率で死ぬとされている。

 アメリカで2013年4月から大流行し、出荷頭数が減少したことで輸入豚肉の価格が高騰。引きずられるように国産豚相場も上昇基調にあった中、同10月には国内でもPEDが発生した。農水省によると、22日現在、全国で73万4000頭(速報値)の感染が確認されている。

 外食産業では豚肉以外の食材や油、燃料などの高騰にも直面し、経費はかさむ一方。ただ、安易な値上げは難しいのも実情だ。4月に消費増税があったばかりで、この時期に値上げをしたり、分量を減らしたりすれば、消費者離れが懸念されるからだ。

管内飲食店 我慢比べ 「夏までに一服」も
 帯広で地元の味として親しまれるカレーショップインデアンは、各種食材の価格高騰を理由に、約20年ぶりに価格を改定。カツなどのトッピング類は据え置いたものの、4月からインデアンルーなど一部のルーを値上げした。

 経営する藤森商会(帯広)によると、ルー値上げの影響は現時点では目立たないものの、「どの店舗でもカツカレーは、インデアンカレーに次いでよく売れる」(同社)ことから、豚肉高騰は新たな痛手となっている。同社の藤森裕康社長は「正直、カツをしばらく休みたい気持ちにもなる。ただ、カツカレーは中・高校生に人気。子供たちのためにも踏ん張らなければ」と相場との我慢比べを続ける。

 「はげ天」も値上げは考えていない。「豚丼は帯広名物として定着しているので、絶対に品質は落とせない。このまま辛抱して豚肉価格が元に戻るのを待つしかない」(矢野社長)。

 豚肉相場の高騰はいつまで続くのか。豚は生まれてから出荷まで約6カ月かかる。このため業界には「たとえ今この時点で流行が終息しても、半年後までは影響が残る」と、高値傾向が少なくとも今年いっぱいは続くとの悲観的な見通しもある。

 ただ、豚肉取り扱いでは管内トップの食肉卸・有澤精肉店(帯広市)の有澤宏社長は「高値続きで消費が減退してきている上、ロースがだぶつき始めている。さらに豚肉は例年、夏場から徐々に価格が下がるものだ」と指摘、夏場までに一服する可能性もあるとする。(長田純一、関坂典生)

割烹・お食事処 熊の子

レストラン ケルン

食事処 海幸

レストラン 郷里ちゅうるい

豚丼のぶたはげ帯広本店

とんかつの店 とんげん

ふじや食堂

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